なるのカードゲーム日記

社会人TCG勢のなるが、デッキとか思ったことを呟いていくブログ。TwitterID:naru_btsp まだまだフォロワーさんも少ないので、是非フォローをお願いいたします。

【2】GWC(界渡コントロール)

こんばんは。

本日もブログ更新です。

ヘルメス、イシスが公開され、とりあえず前色の創界神と化神が出そろいましたね。
緑の化身、見た目はMレアみたいなのに書いてある事凶悪で結構好きです。

ところで記事を書いている最中にサンダーZイーグルとかいう謎のカードが公開されたので最後にチラっと触れますね。

今日は、現在使用している界渡コントロールについていろいろ書いていこうと思います。

カードの考察が主になるので非常に長くなりそうですが、自分用のメモみたいなものなのでお許しください。


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◎界渡コントロール

まず、大きく分けて2つのパターンに分けられると思います。

1.界渡コントロール(スピリットコントロール型)
シャーマニックドローやシャーマントヒヒで手札を回し、ヴァリヴァースやヘリオスフィアで攻めの起点を作り、アポロヴルムでライフを刺しに行く、といったデッキですね。
主にコントロールの主軸はスピリットで行い、馬神弾やアポローンによって詰めを補助していくのが動きだと考えています。星龍軸の赤コンもこのタイプに近いと思います。
配置時神託はした方がいいです。

2.創界神コントロール(本稿での考察は主にコレです)
守りのアルテミス、ボードコントロールオシリスアポローン、馬神弾、手札保護の幼ロロ等を据え、スピリットの性能よりも「創界神ネクサスで戦う」事を想定したデッキです。無論単体では機能しませんので神託対象のスピリットは入りますが、スピリットではなくネクサスが横に並んでいきます。
配置時神託はしない方がいいです。

前者は少数精鋭の創界神とテンポよく展開していくスピリットによるコントロールですが、後者は序盤はほぼスピリット展開はなくネクサスだけを並べていき、バースト召喚等を起点に盤面を構築していきます。


それではここからは僕の使っている創界神コントロールを紹介していきます。


まずは、現在の構築を。

スピリット23
3闇輝石六将 砂海賊神ファラオム
3超弩級星艦シュヴァルツシルト・ドラゴン
2雷轟龍ヴァリヴァース
3選ばれし探索者アレックス
3神世界の案内人トリックスター
3世界龍グラン・ロロ・ドラゴン
3闇輝石の巫女アリス
3世界幼竜グラン・ロロ・ドラゴン
ネクサス12
2創界神アポローン
2馬神弾
2創界神オシリス
3創界神アルテミス
1白夜王ヤイバ
2幼き創界神ロロ
マジック5
2スプラッシュザッパー
3アルテミックシールド

以上40枚となります。ネクサス枠は今のプールですと、12~14をうろうろしています。


◎各種、個人的な感想をざっくり。


ファラオム
問答無用の3投です。相手ターンに界渡を展開することでコアチャージが可能、ノヴァを筆頭とする厄介な召喚・煌臨時テキスト持ちを流せるとても優秀なバーストです。今後はイシスにも対応しますし、この性能で2000円は安すぎる。


シュヴァルツシルト
こちらも3。ただし、イシスの登場を見越してのお試し枠です。ネクサスを並べていくこのデッキにとってバースト召喚は貴重な展開手段なので、それなりに活躍します。アレックス読みのトラバン6宣言に叩き付けると宇宙。


ヴァリヴァース
相手の煌臨に合わせて投げると非常に効果的です。なるべくソウルコアごと持っていけるタイミングで使うのがミソですね。


アレックス
序盤にスピリットの展開をしないデッキであるため、蛇を代表とする高速デッキに非情に脆いです。減少時バースト6枚体制はやりすぎかもしれませんが、そもそもがデッキ破壊以外はほぼライフを削って勝つというルールのゲームなので腐ることはまずないです。お手軽に出せて創界神たちの軽減シンボルになってくれるのも優秀ですね。


トリックスター
5枚ドロー(大嘘)。これが引けるかどうかでかなり中盤の手札が変わってきます。初手に創界神が出せていれば後2から召喚可能なのもグッド。


グランロロドラゴン(大きい方)
0コスト展開可能な中型スピリット。界渡ではありませんが、軽減を用意できないとヘビーすぎるヴァリヴァースや、少々重めのトリックスター等を超軽量化して展開が可能です。今のところ存在しているアニメキャラ創界神は化神に対応していないので、なるべくエジット、オリンの創界神と合わせて使用したいです。創界神は除去されない事から、0コスト召喚の機会は非常に豊富です。


アリス
闇輝石六将を補助する効果でファラオムをアシストします。嘘です。デッキトップから黄のカードを手札に加えるという効果ですが、自由度がとても高いです。ロロドラ2種、幼ロロ、トリックスター、同名も加えられる上、アレックスを手札に持ってこられる貴重な手段です。また、失敗時はトップかボトムを選べるというのもコントロールにおいて取捨選択が取れる非常に優秀なテキストですね。ターン1の1ドローも貴重なエンジンなので、なるべくコアは乗せておきたいスピリットです。


グランロロドラゴン(小さい方)
基本的には自身は神託対象外の為採用を見送られがちですが、このデッキは創界神の量が多く効果による手札加速が優秀な事、加えて界放によってコアシュート、BP破壊、バウンス、コアブーストまでこなす器用なスピリットです。今後イシスやセトが採用されるとコスト参照破壊やライフゲインまで扱えるようになり、単体ではアレなものの取り回しは非常に良くなると思います。大きい方と違い界渡を持つので、トリックスターによって手札に加えられるのもポイント高いですね。


スプラッシュザッパー
ボードをひっくり返せる性能を秘めている事と、ゼロカウンターという優秀なテキストから。これについては考察者が無限にいると思うので割愛します。


アルテミックシールド
幼竜から手札に加える事ができます。速いデッキに弱いと前述した通り、引き殺される、という事をなくすために採用しています。小型スピリットはアポローンや弾で除去できるのでは、と思われるかもしれませんが、基本的にこちらが創界神を並べている段階で出てくる相手スピリットに対しては、神技が使えるほどコアが乗っていません。減少時バーストとこちらやファラオム等で、いかにライフを残したままターンを繋ぐかが重要です。先1で幼竜からサーチしておきたい枠ですね。


※創界神ネクサスの前に、採用しそうでしなかったカード達の紹介を。


オベリスク・ゴレム
青&コスト5以上に煌臨可能なスピリット。オールハンデスから2ドローさせるという、大味ですが相手にとって非常に厄介な効果を持っています。対象は結構多いので出せない事はないのですが、条件の厳しさとフェンリグを見越したハンド5止め、さらにはノヴァに対しては相手が自分で手札すてちゃうなど、微妙に環境からズレてるのが惜しいポイントです。

ヘリオスフィア
人気ですね。優秀ですがアタック時効果を多くすると取りたくないときにライフを触ってしまう為、取り回しが難しいです。よって今回は見送り。

アポロヴルム
めちゃくちゃ入れたいのですが、界渡を持たないという事で握りに行けない不安がありました。アポローンとの相性は流石化神といったところで、めちゃくちゃ強いので赤軸なら入れたいですね。僕は赤くないので抜けました。

スプレッドトータス
赤コンがきつければ入れたい枠ですが、赤コンをそもそもメタる程見るかというとそんな事はないので見送り。ただ今後リュキオースが出る事で環境の赤コン比率が上がるようであれば真っ先に視野に入るカードかもしれません。

シャーマントヒヒ
イラストがオシャレ。まずトラッシュにカードが落ちませんので不要です。

辿り着いた神世界
初手に置ければ宇宙ですが、それ以外では少々重いネクサスです。ただ、イシスのように神託条件が厳しい創界神が増えることで採用の可能性が上がっていく枠だと思います。神技に4コア要求してくる創界神が増えてくれば、ちょっとお呼ばれしそうですね。とりあえず持っておきましょう。

シャーマニックドロー
強いですよね。最初は三枚入れていたのですが、オープンの三枚のうち創界神が落ちる時の絶望度の高さや、回収用の抱き合わせでシャーマントヒヒを入れる枠を取られる事、ゼロカウンターはザッパーで足りてる事から抜きました。ただカードパワー自体は非常に高いですし、先1これ打って終了とかも全然アリなのですごく強いと思います。


◎創界神ネクサスについて


採用している物、していない物、現存する全部にコメントしていこうと思います。


創界神アポローン
軽量神技による6000以下の除去とドロー。小回りが利いて非常に優秀です。パワーの低いスピリットを並べるデッキには中盤大きな抑止力となりますが、反面大型を展開してくるデッキには弱いです。神域を活かす構築だとダメージ源にもなり、色も赤を持つので初手に置いておきたいですね。僕のデッキでも序盤からあると少しうれしい枠です。

馬神弾
ネクサスを割ることが出来るネクサス。とても重要な役割を持ち、環境でもアイツのカード、大樹神殿、アイランドルート&摩天楼等、破壊可能なネクサスは豊富です。一応4000以下焼きもあるので腐る事の少ない優秀な創界神です。ノーコスト配置可能なのもGood。

ツルギ・タテワキ
アポローンや弾さんの横に複数並べる事で真価を発揮します。アポローンの除去範囲が10000を超えるというのはかなり強いです。しかし自身の神技がBP破壊のみな事も相まって他の赤い創界神より優先度は落ちます。

創界神オシリス
アポローンと違い、BP参照ではなくコアシュートによるボード操作を行います。厄介な小粒を適宜除去したり、LV2神技ではヴァリヴァースの補助も出来たりと小回りが利きます。妖蛇を参照するテキストが無いので使いやすさはBS44勢の中ではトップですね。値段の安さもトップ。

創界神アルテミス
守りの要。このカードのおかげでこのアーキタイプが存在できている、といっても過言ではないと思います。除去を受けないガード手段としての性能はかなり高く、複数並べば並ぶほど堅固な要塞になっていきます。しかし、連パン系のフィニッシャーには弱いので、そこはアルテミックシールドなどで補いましょう。

月光のバローネ
めちゃめちゃカッコイイですね。赤のジークアポロXと組み合わせると連続指定アタック&除去&バーンが入るのですが、残念ながら不採用です。活かせるデッキであればとてもいいカードだと思います。

白夜王ヤイバ
本来の生息域であるはずの機獣ではアルテミスの大樹神殿というネクサスが存在する事で居場所を奪われがちですが、界渡コントロールにおいては貴重な無条件除去となります。神域効果でゼロコスト召喚に睨みがきく点も悪くないですし、スピリット効果耐性を持つ相手をグランロロドラゴン(小)等のアタックから退かしたり、と邪魔になりにくいです。ただし今後のプール増加で抜ける筆頭候補。

多色

創界神ロロ
ドロー&コアブースト&多色シンボル。活かすには神託のターン1が重すぎる上に、色を持つには維持コストが大きすぎ、かつアドを取ると色が消えるという取り回しの難しさがネックです。配置時神託を行うデッキであれば優秀ですが、GWCでは扱いに困ると判断した為に採用を見送りました。星龍軸の赤界渡コンなどでは活躍しそうですね。

幼き創界神ロロ
現状除去不可能な手札保護。一応この上にあるコアを除去するカードは存在していますが採用されている事はまずない為信頼がおける手札保護カードです。ノヴァやフェンリグから身をまもろう。特にフェンリグには自身も選択されず、手札も守り、となると数少ないスピリットがほぼすべて帰ってくるという強力なメタとなります。デッキ内容が内容なだけに有効な、とても便利な一枚です。

※発売前勢

馬神トッパ
2ドロー。地味に化神対応してますね。

一番星のレイ
僕は閃光のゼロが好きです。アルティメットデッキであれば序盤に設置したい創界神筆頭でしょうか。全てのアルティメットトリガーにバーンを付与というのも面白い効果だと思います。

創界神ヘルメス
賛否両論だと思いますが、僕的にはかなり「アリ」です。ノヴァによる手札破壊後3枚まで即時復帰できる事や、世界龍グランロロドラゴンの緑軽減元になれる点がとても良いですね。ただしピン差しでも良いかなと思います。神域は剣獣サポートという事で、僕の剣獣知識が足りずアレですがまぁ雑に全部10000パンプして2回殴ってきたらそりゃ強いでしょ、って気はします。

創界神イシス
3コアで1ライフゲインは中途半端ですが、終盤行き帰りで2ライフずつ回復が可能、神域も天霊のフィニッシュ性能を補助しており、かなり高スペックだと思います。水熾天使が強く見えるレベルです。幼竜ロロドラゴンで1コアでライフゲインみたいな動きも可能ですし今すぐにでも採用したいです。3枚投入も視野に入ります。
ただ神託条件5以上なので、優秀なバースト持ち界渡が増える事を期待しています。カノン等の天霊のバ―ストを採用してもいいかもしれませんね。土熾天使が対象外なのは英断だと思います。ネットでは見た目に酷評が多い気がしますが、僕は好きです。もしかして値段を落とす為のネガキャンですか?じゃあ、僕も嫌いです。

創界神セト
個人的には次弾Xではトップレア候補の一枚ではないかと思います。獣頭における性能の高さはさることながら、コスト参照の除去は上限9と、ディアヌスキッズを引けていないノヴァには致命傷を与えられる範囲です。青という事で装甲が甘い事もあり、レイザウラー等も消し去れるので環境に上手く刺さっていると感じます。こちらも優秀な神技を幼竜で踏み倒せるのはありがたいですね。LV2からじゃなくてよかった。


発売前創界神以外で

リュキオース
竜射撃については言われてるほどヤバくないと思います。どちらかというとコイツ1枚で創界神に4コアのるという方がエグいですね。赤界渡はコレの存在もあるので無理なく馬神トッパも使えそうです。2ドロー❗

タイフォーム
いいですねとても。このデッキではアルティメットを採用していないのでアレですけど、獣頭においては相当強いフィニッシャーだと思います。効果範囲は全く違いますが、超風みたいなうざさがありますね。

イシスター
強いと思いますがまだちょっとわかんないです。

サンダーZイーグル
1枚でボードを返せるカードを貰えました。創界神でぶっぱは出ないだろうな、と思っていたので、スピリット枠ですがこいつを貰えたのは非常に大きいです。超苦手なマグナマイザーを持っていける範囲なのもGood。制限ですけどね。


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デッキの動かし方は非常にシンプルで、

・最初の2、3ターンは創界神を並べられるだけ並べる
→アリスやトリックスターを起点に手札を補充しながら創界神のコアをためていく
→幼竜やヴァリヴァース、神技等でライフと相手コアを管理しつつ盤面を少しずつ返していく
→疲弊した所にグランロロドラゴンとトリックスターによるブロック不可連パンを叩き込む

これだけです。だいたいこの動きを目指しますが、中盤の神技を連打していく段階が一番判断力が出るところだと思います。

アタックステップ終了には弱いのですが、リミテッドバリア、跪いてエブリワン等の効果には無理やり幼竜とアリスにブロック不可を付与してグランロロドラゴンでぶんなぐるという選択が取れるのが強いです。
代表的なアタックステップ終了は今はアレックスですし、煌臨を使わないデッキの為、アップルグッドを採用してもいいかもしれません。

注意点としては

①アレックスをチャンプブロッカーに使わない
これが意外に重要で、アレックスをバースト召喚した後はシンボル要員としてなるべく盤面に残ってもらいます。
後続の創界神やグランロロドラゴンの展開補助の為、なるべくアレックスを残す、というのを頭に入れておくと動きやすいです。

②不要な神技は発動しない
当たり前ですが重要です。たとえばコアが4つのアポローンがあり、相手の場にBP6000以下のスピリットが二体いても、すぐに二体とも焼く、という事は控えるのが大切です。無論、次のターンにそれらを素材に煌臨されてしまう危険がある場合や、殴ってきたスピリットの除去には惜しむ事なく神技を当てていくべきなのですが、一つ一つ的確に対処していく事で無駄なコア消費を防ぎ、ヴァリヴァースやトリックスターの効果につなげやすくなります。神託対象はデッキ内にもたくさんあるわけではないという事を理解して回す事が大切です。

③ファラオムは計画的に
一番重要かもしれません。貴重な0コスト界渡(便宜上です)な上、要所毎に必要な場合が多々出てきますので、序盤からボコスカ投げる物ではないです。相手のデッキが分かった段階で、どこに刺すかを決めて動きましょう。


あとはどれだけ自分のプレイングで「うおぉ俺バトスピうめぇ!」って思うのがコンセプトなので(若干マジです。うまぶろう)、言い方はアレですが「誘い受け」なプレイングを心がけると良いです。
召喚時効果持ちをバウンスし、ファラオムで叩く等。うまぶりポイントを高めていきましょう。どんなに楽しくなってしまっても大会中はポーカーフェイスは崩しちゃダメですよ。



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このデッキを作るにあたって大元のデザインとして考えているのは、マジックザギャザリングに存在する、「PWC(プレインズウォーカーコントロール)」というデッキです。
コンセプトとしてはクリーチャーやインスタント、ソーサリーではなく、プレインズウォーカーで相手に圧力をかけていくというモノです。まんまですね。

マジックのPWはこちらの創界神と違い単体で機能するので大きく使い勝手は異なるのですが、ダメージソース、ドローソースやボードコントロール能力を持つ物がある、という点からバトスピでも同じような物が作れないか、と思い構築しました。

最終的にはデッキ内の創界神を15、6枚程にしようと思っていますが、今後どこを調整していくかはまだ手探りです。随時構築はブラッシュアップしていきたいと思いますので、経過もTwitter等で公開していけたらと思います。とりあえずこのデッキでSBに参加していく予定ですので、マッチした時には是非よろしくお願いします。